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予防接種

B型肝炎

毎年約2万人がかかっている感染症です。非常に感染力が強く、B型肝炎を持っているお母さんから分娩の時に子どもに感染したり(母子感染)、ウイルスに汚染された他の人の血液が自分の血液と混じることで感染(水平感染)することが知られています。

B型肝炎は急性肝炎と慢性肝炎に大きく分けられます。急性肝炎は感染してから1~6か月の潜伏期を経て、全身倦怠感、悪心、褐色尿、黄疸などで発症します。症例の中には軽症で自然に治っていくものもありますが、中には劇症化して重篤な症状が出現してしまう場合もあります。小児で多いのは慢性肝炎です。出産時や乳幼児期にウイルスに感染すると幼い体の免疫系は病原体と判断できず、B型肝炎ウイルスが体の中に居座ってしまいます。この状態を無症候性キャリアと言い、数年から長いと数十年続きます。最近は3歳以上で感染して慢性化するタイプのB型肝炎ウイルスが日本でも広がっており、知らない間に持っていた家族から子どもに感染してしまうことも珍しくありません。肝炎が慢性化してしまうと肝硬変、肝臓ガンになってしまうことがあるのできちんと予防する必要があります。ウイルスが子どもにうつってしまう前にワクチンを接種することで抗体を獲得し、慢性肝炎の発症等を予防しましょう。

 

接種可能年齢

1歳未満

 

標準的な接種年齢

生後2か月以上9か月未満

 

接種回数

27日以上の間隔をおいて2回
1回目から139日以上の間隔をおいて1回

 

当院推奨の接種時期

1回目:2か月
2回目:3か月
3回目:8か月
※当院の推奨時期ですので、詳しくは主治医の先生とご相談ください。