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予防接種

水痘

<出席停止期間:発症から全ての発疹がかさぶたになるまで>
非常に伝染力の強い、水痘ウイルスにより、全身に発疹が出現する感染症です。症状は多くの場合、かゆみのある発疹が全身に出現するのみに留まりますが、稀に脳炎や脳梗塞を引き起こすことが知られており、ワクチンでしっかり予防することが大切です。

一般的には2~3週間の潜伏期を経て、熱や発疹が出てきます。水痘の発疹は“発赤”、“水疱”、“水疱が破れたかさぶた”が混在していることが特徴です。発疹出現初日は発赤しかなく、診断がつきにくいことが多いです。全ての発疹がかさぶたになると、伝染性がなくなるとされています。またアトピー性皮膚炎があるお子さんではかゆみが特に強く、アトピー性皮膚炎が増悪したり、皮膚の細菌感染症を合併してしまうことがあるため注意が必要です。1回、水痘帯状疱疹ウイルスに感染してしまうと、症状が改善してもウイルスは体の神経細胞に残っており、本人の免疫力が落ちてきた時に帯状疱疹として発症することがあります。

水痘帯状疱疹ウイルスによる感染を予防するワクチンです。1歳になったらMRワクチン、おたふくかぜワクチンと同時に接種するのが良いと考えます。1回目接種の6か月~12か月後に2回目を接種することでよりしっかりとした抗体価の上昇が得られます。ワクチンの副反応はほとんどありません。定期接種は生後12か月~36か月の間に行うことになっています。もし水痘ワクチンを接種する前に水痘に罹患した場合は水痘に関する免疫を獲得していると考えられますが、1歳以前に罹患した場合は抗体価の上昇が不十分な場合があるので、ワクチンを接種するかどうかは主治医の先生と相談するようにしましょう。

 

接種を受けられる年齢

1歳以上3歳未満

 

標準的な接種年齢

1回目:1歳以上1歳3か月未満
2回目:1回目終了後、6か月から12か月までの間

 

当院推奨の接種時期

1回目:1歳
2回目:1歳6か月
※当院の推奨時期ですので、詳しくは主治医の先生とご相談ください。